Dragons観戦記

暮らしの中にはいつもドラゴンズがある。愛するドラゴンズについて日々思うことを綴っていきます。

バルデスの落胆そして福谷の笑顔

中日0-2讀賣

勝投マシソン(4勝0敗1セーブ)

敗投 福谷(1勝1敗8セーブ)

セーブ 澤村(3勝0敗11セーブ)


サヨナラ負けを喫した一昨日の阪神戦のレポを更新できなくて申し訳ありませんm(__)m何とか学業やその他諸々の私事の間を縫ってブログを更新していますが、どうしても度々更新が滞ってしまうことお許しくださいm(__)m



さてサヨナラ負けを喫し戻ってきた本拠地での初戦。相手先発が菅野ということもあり苦戦するだろうことは想像していましたが、バルデスも本当によく投げました。



何度となくランナーを三塁に置きながらもその度にコントロールの精度が上がっているのではないかと思うほどの粘り。特に6回坂本の3ベースで1死ランナー三塁となってからクルーズ、ギャレットを外の直球で見逃しに打ち取った場面など正にバルデスの真骨頂発揮。



菅野相手になかなか援護点が難しい中、黙々とコースをつくバルデスの投球は先発投手の鏡です。しかしそのバルデスにもいよいよ疲れがみえたか村田、ギャレットに連打され、無死1、3塁。守備陣は当然前進守備。



そこからは直倫のワンマンショーというべきか、前進守備でも速い打球をしっかり止めてゲッツーをとり、8番小林の外野の前にポトリと落ちそうな打球は真後ろの一番難しい所を半身でキャッチ。



普段表情を崩さないバルデスが直倫をベンチ前でこれ以上ない表情で迎え、流れは完全にドラゴンズにきたはずが‥



打線は代わったマシソンも打ち崩せず、そして福谷が自滅と結局「最近のドラゴンズだな‥」という試合でした。



それにしても打たれた直後もそしてベンチでも笑っている福谷は以前書いた通り意識的にマインドを変えているんだろうけど、ピンチの時に笑顔で立ち向かうのはいいけど打たれても笑顔はどうにかならんのかと‥



精神的にきついはずの状況でも笑っているというのは何か精神病を匂わせる部分もありかなり心配である。



試合後、谷繁監督は田島との配置換えも示唆し、抑えは交代となるかもしれない。しかし何にしろ厳しい場面での登板は避けられない。福谷頑張れ!

竜虎決戦

中日2-3阪神

勝投 横山(2勝0敗)

敗投 山井(0勝6敗)

セーブ 藤川(1勝2敗1セーブ)

本塁打 ゴメス11号(5回裏ソロ)



かつて私が野球を見始めたころ、落合監督、岡田監督が率いる中日と阪神の対戦は独特のピリピリした雰囲気の中、1点を争う息詰まる好ゲームが多かった。しかし阪神は2008年に岡田監督が辞任してから明らかに野球が雑になったし、中日も落合監督の解任と世代交代がスムーズに進まなかったこともあり、目下3年連続Bクラスとすっかり弱いチームになってしまった。



だが昨日はそんなかつての「熱戦」を思い起こさせるような試合だった。しかしそんな好ゲームを振り返る前に山井について書くことにする。




先発山井は5回3失点と前回に引き続き、炎上こそしなかったものの、まるで0に抑えてはいけない決まりでもあるかのように、四死球含め毎回、簡単にランナーを出し、1点ずつ刻まれてしまう投球は味方に流れを呼ぶのも難しく、結局今季だけでも6連敗、昨年から数えると先発11連敗という数字に反映されている。



確かに5回3失点、先週も6回2失点と数字としてはそこまで悪くない。後一歩で大量失点の所で粘ってはいる。しかしそれは山井本来のスタイルではない。山井も今年気が付けば38歳という年齢になっただけに先発で最多勝を取った13年のようなキレのある直球とスライダーのコンビネーションで抑えるピッチングは難しい。ならば先発で投げるのならスタイルチェンジをしなければいけない分けで、今までと同じスタイルだと球威がないから打たれるというのが昨年、今年の結果に如実に表れてしまっている。



なので山井のファーム落ちは仕方がない。ファームでじっくりベテランの「形」を見つけてほしい。それができなければ引退という2文字が当然チラついてくる分けだが、ベテランの最後の一花を期待したい。



話を昨日の試合に戻そう。山井の後を受けた福がピンチを招いても抑え、6回裏1死1、2塁でビシエドに回ってきたが阪神リリーフの石崎という若い投手が思い切り直球で勝負を挑み、三振を奪ったのは敵ながら見事であの場面は冒頭述べたように息が詰まった。



昨日に関しては石崎、安藤そして1点差の場面で4年ぶりのセーブを上げた藤川と阪神の役者がいい仕事をした。しかしその中でもあと一歩までドラゴンズも迫った。



昨日も1点ビハインドで田島を投入し、見事3者連続三振にきってセリーグ記録を更新したとはいえ連投気味なのは心配だ。



接戦が続いている以上やむを得ない部分もあるが、1つでも昨日のような接戦を勝つことで彼の奮闘に報いようではないか。




正直9回球児の登場に胸が熱くなりました(笑)そして全盛期を思わせる「火の玉ストレート」には痺れ、長いシーズンの中で純粋なプロ野球ファンの視点で見れるのは貴重たなと思ったり…




さて今夜は若松が登板する。この所粘りきれない投球が目立つが、右のエースになるためにも長いイニングを投げ田島を休ませてほしい。そして何よりも勝ちを

ラッキーではない勝利

中日5-4阪神


勝投 田島(2勝0敗)

敗投 ドリス(1勝2敗)

セーブ 福谷(1勝0敗8セーブ)


8回の時点で2点ビバインドの差をひっくり返しての勝利となった。終盤まるで「勝利はお譲りいたしますよ」といわんばかりに阪神側にミスが続出し、最後は金本監督が審判にブチ切れ、そしてベンチ前の椅子を蹴り、試合後の会見ではフライを落とした鳥谷を激しい言葉で批判するなど、阪神ファンからすれば最悪に近い負け方であったろう。



金本監督が抗議に出てきた場面であるが、三塁ランナー杉山の離塁が早いということであるが、あれだけの激高は前回の讀賣戦でのホームクロスプレーのジャッジが尾を引いているというのもあるのだろうが、やはり気性が激しいタイプの監督のようである。



バッテリーミス、鳥谷の落球、リリーフ投手の四死球など確かに阪神の自滅の要素が強い試合ではあったがその中でも4回に先発佐藤が早々に降板した後をうけて3イニングを投げ無失点に抑えた岡田、この日も0封で開幕からの連続無失点日本タイ記録に並んだ田島、そして9回打球判断をしっかりして走塁した杉山と細かい部分でドラゴンズが優ったそんな試合だった。



阪神はベンチ入りこそしていたが、ここまでストッパーを務めていたマテオが登板できないようで昨日もドリスをイニング跨ぎさせざるを得ず今日からも苦しい継投になる。



昨日のように終盤までビバインドのような展開でも粘れば勝機はある。またそういったゲームをとっていけるのが今年のドラゴンズである。