Dragons観戦記

暮らしの中にはいつもドラゴンズがある。愛するドラゴンズについて日々思うことを綴っていきます。

竜虎決戦

中日2-3阪神

勝投 横山(2勝0敗)

敗投 山井(0勝6敗)

セーブ 藤川(1勝2敗1セーブ)

本塁打 ゴメス11号(5回裏ソロ)



かつて私が野球を見始めたころ、落合監督、岡田監督が率いる中日と阪神の対戦は独特のピリピリした雰囲気の中、1点を争う息詰まる好ゲームが多かった。しかし阪神は2008年に岡田監督が辞任してから明らかに野球が雑になったし、中日も落合監督の解任と世代交代がスムーズに進まなかったこともあり、目下3年連続Bクラスとすっかり弱いチームになってしまった。



だが昨日はそんなかつての「熱戦」を思い起こさせるような試合だった。しかしそんな好ゲームを振り返る前に山井について書くことにする。




先発山井は5回3失点と前回に引き続き、炎上こそしなかったものの、まるで0に抑えてはいけない決まりでもあるかのように、四死球含め毎回、簡単にランナーを出し、1点ずつ刻まれてしまう投球は味方に流れを呼ぶのも難しく、結局今季だけでも6連敗、昨年から数えると先発11連敗という数字に反映されている。



確かに5回3失点、先週も6回2失点と数字としてはそこまで悪くない。後一歩で大量失点の所で粘ってはいる。しかしそれは山井本来のスタイルではない。山井も今年気が付けば38歳という年齢になっただけに先発で最多勝を取った13年のようなキレのある直球とスライダーのコンビネーションで抑えるピッチングは難しい。ならば先発で投げるのならスタイルチェンジをしなければいけない分けで、今までと同じスタイルだと球威がないから打たれるというのが昨年、今年の結果に如実に表れてしまっている。



なので山井のファーム落ちは仕方がない。ファームでじっくりベテランの「形」を見つけてほしい。それができなければ引退という2文字が当然チラついてくる分けだが、ベテランの最後の一花を期待したい。



話を昨日の試合に戻そう。山井の後を受けた福がピンチを招いても抑え、6回裏1死1、2塁でビシエドに回ってきたが阪神リリーフの石崎という若い投手が思い切り直球で勝負を挑み、三振を奪ったのは敵ながら見事であの場面は冒頭述べたように息が詰まった。



昨日に関しては石崎、安藤そして1点差の場面で4年ぶりのセーブを上げた藤川と阪神の役者がいい仕事をした。しかしその中でもあと一歩までドラゴンズも迫った。



昨日も1点ビハインドで田島を投入し、見事3者連続三振にきってセリーグ記録を更新したとはいえ連投気味なのは心配だ。



接戦が続いている以上やむを得ない部分もあるが、1つでも昨日のような接戦を勝つことで彼の奮闘に報いようではないか。




正直9回球児の登場に胸が熱くなりました(笑)そして全盛期を思わせる「火の玉ストレート」には痺れ、長いシーズンの中で純粋なプロ野球ファンの視点で見れるのは貴重たなと思ったり…




さて今夜は若松が登板する。この所粘りきれない投球が目立つが、右のエースになるためにも長いイニングを投げ田島を休ませてほしい。そして何よりも勝ちを