毎試合、ブログを更新しようとは思っているのだが、つい日常の雑事に追われ間隔が空いてしまうことをお許し願いたい。さて我がドラゴンズ、ホーム六連戦を3勝1敗2分け
で終え、対戦一巡で貯金1という上々の滑り出しを切った。
開幕当初は先発投手のコマ不足が指摘されたが、小熊の台頭、吉見の復帰により今週は昨日の試合を除けば、2点以上の失点を許さず、終始、ホームでのドラゴンズらしい野球を
展開できたように思う。リリーフ陣も昨日のゲームで小川、又吉が打たれるまでは逆転
負けを許さず、特にストッパーの福谷に関しては去年のように自分で自分を追い込むのではなく、マウンド上で笑顔が多くなっている印象がある。彼はやはりそのIQの高さからも分かるように生来、「学者」タイプであり、去年の失敗から学び、自ら原因を見つけ
マインドの部分を意識的に変化させてきたのだろう。中スポによると昨オフ、自己啓発本をかなり読み漁ったそうだ。なにごとも論理的に対処しようとするのはいかにも秀才の福谷らしくこれは武器になると同時に去年のような悪循環に入ると精神的袋小路に入って
しまうのではないかという心配もあるが、論理的に物事を考えるというのはこれからの長い現役生活を考えれば間違いなくプラスだろう。福谷と同じくまだ失点を喫していない田島も9日のゲームで3連続四球を出したのを除けば、非常に安定しているので、今の
所、8、9回の勝ちパターンは他チームと比較してもかなり高いものがある。そして何と言っても前回その田島とチームを約2年ぶりの公式戦登板にも関わら救った岩瀬の存在感はかつての様なパフォーマンスこそみせられなくともやはり大きいものがあるだろう。
吉見、岩瀬という黄金時代の柱を務めた選手が若い選手をバックアップするという形になればチームとしては最高である。とにかく先週はかつてのドラゴンズらしい(特に9日のゲームなどはゾクゾクした。)野球ができた一週間であった。5番打者の不在、周平、
ビシエドの3、4番ともにお疲れぎみと打線の方は不安要素が多く、しばらく日替わり
オーダーが続きそうだが、ドラゴンズは強かった時から打てなかったので(笑)そこまで深刻にならず平田の復帰までは投手陣の奮起とベンチのやり繰りで何とか乗り切って
もらいたい。常勝ドラゴンズを思い起させる試合展開が続いているので、この形を広島でも崩すことなく週末ナゴヤに帰ってきてもらいたい。